’母’と’妻’を描いたミステリー「あの日、君は何をした」をレビュー

こんにちは、まるたんです!
最近資格取得のために勉強をしているのですが、 全然問題が解らないんですよ…笑
その資格が科目Aと科目Bに分かれていて、Aが単語を暗記して答えるだけですが、 Bの方が長文を読んで問題を解くといったものになっていてとても難しいです…
でも、本番はまだ先なのでコツコツ頑張っていきたいと思います!
合格できるかな…泣
本日紹介する本はまさきとしかさん
「あの日、君は何をした」 です!
あらすじ
北関東の前林市で平凡な主婦として幸せに暮らしていた水野いづみの生活は、息子の大樹が連続殺人事件の容疑者に間違われて事故死したことによって、一変する。
深夜に家を抜け出し自転車に乗っていた大樹は、何をしようとしていたのかー。
15年後新宿区で若い女性が殺害され、重要参考人である不倫相手の百井辰彦が行方不明に。無関心に見える妻の野々子に苛立ちながら、刑事の三ツ矢と田所が捜査を進めるうちに、無関係に見える二つの事件をつなぐ鍵が明らかになる。
「完璧な母親」で再注目の著者が放つ、慟哭のミステリー。
まさきとしか・「あの日、君は何をした」・小学館文庫(2020/7/12)より
感想
母親や妻の苦悩や狂気が繊細に描写されていて心苦しくなりましたね…笑
本書は第一部と二部に分かれています。 一部では幸せだった家族が息子の大樹がいなくなったことをきっかけに 家族として崩壊する様子が母親の水野いづみの視点から描かれます。
事件が起きる前からどこか不安定な自己犠牲の精神と、 事件後の疲弊して精神状態がおかしくなっていく いづみの様子は読んでいて息苦しかったです…
二部では一部の数年後に事件が起き、刑事の三ツ矢と田所が捜査を進めていきます。
読んでいて一部との関連性が全く見えなかったのですが読み進めていくうちに その繋がりが見えてきます。
二部から物語が本格的に動きだしますが全くと言っていいほど展開が読めないので 読んでてハラハラします。 ネタバレになるので言えませんが最後に明かされる犯人はまさかの人物でビックリです。
最後は怒涛の展開の連続
でハラハラするね…
終わりに
心理描写が鬼気迫るものだった!
「母や妻、そして家族の絆とは?」というテーマが問われているような気がしました。
いづみや野々子の心理描写が生々しいものでしたが、 だからこそ引き込まれるモノがあるんですよ!
読んでいてクセになります笑
そしてタイトルにある 「あの日、君は何をした」 大樹はあの日、何をしていたのか? 気になる方は是非読んでいただきたいです!
コメントにブログの感想を書いていただけたらとても嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!