小説

宮島美奈さんの人気作「成瀬は天下を取りに行く」やりたいことをやる成瀬あかりの魅力をレビュー

marutan
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こんにちは、まるたんです!

本投稿が初投稿で非常に緊張しております、お手柔らかにお願いします笑

本日紹介する本は、宮島未奈さん著

「成瀬は天下を取りに行く」です!

本書は滋賀県大津市を舞台に

成瀬あかりの中学二年から高校三年の夏までを描いた短編小説集となっています。

成瀬あかりは幼少期から好奇心旺盛な性格で独特な感性を持っている少女でした。 また彼女は運動神経が良く頭脳明晰で他の同級生とは一線を画していました。

物語は成瀬の

「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」

という唐突な発言と共に始まります。

大津市唯一の百貨店である西武百貨店が閉店することとなり思い入れのある成瀬はその気持ちを表すために閉店までの夏休みの間、毎日通うことを宣言します。

その見届け人を頼まれた

幼馴染の島崎みゆきは困惑しつつも成瀬の生き様を見届けたいと考えており、

彼女のやりたいことに付き合います。

本書はやりたいことに向かって一直線に突き進む

成瀬の青春物語となっています。

成瀬あかりのキャラクターは魅力的で彼女の独特な感性には引き込まれますね!

特にやりたいことをみつけたら継続して取り組み続ける姿勢には惹かれました!

私も「ダイエットをしよう!」と意気込むことがありますが三日坊主で終わってしまうので彼女の継続力が羨ましい…笑

また一見完璧超人に見える成瀬ですが弱音や葛藤も描写されており、そういったバランスが彼女の魅力を引き上げています。

個人的に印象に残っている言葉があります。

成瀬が言うには、大きなことを百個言って一つでも叶えたら、

「あの人すごい」になるという

だから日頃から口に出して種を蒔いておくとことが重要なのだそうだ。

宮島美奈「成瀬は天下を取りに行く」新潮社(2023/3/15発行)より

失敗を恐れて何も行動しないよりも口に出して行動することが大事なんだと気づかされました。

確かに失敗すれば「それ見たことか」と後ろ指を指されるかもしれません。

でも命を取られるわけではないんだから何回でも挑戦すればいい。

100回行動したうちの1回でも目標が達成されれば大成功なんだ。

成瀬のマインドを見習って私も何度でも挑戦していきたいです!

宮島美奈さんのデビュー作であり坪田譲治文学賞や本屋大賞を受賞した

「成瀬は天下を取りに行く」ですが、

成瀬のやりたいことに向かって進む姿が魅力的でとても面白かったです。

本書は特にやりたいことが見つからないといった方達に

是非読んでいただきたい一冊です!

成瀬の行動力や価値観に心動かされます!

コメントにブログの感想を書いていただけたらとても嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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